なんとなく体調がすぐれない時や、違和感を感じたら悩まず受診してください。
内科は、日常でよくある体調不良や、高血圧や糖尿病などといった慢性の疾患も含めて長く続く体調の不調を幅広く診る診療科です。体の調子がいつもと違うなと感じた時に、まず相談できる場所であり、また、健診や人間ドックなどで指摘があった点などについても相談していただけます。一時的な不調や、慢性的な生活習慣病、またどの科にあてはまるかわからない症状まで、お気軽にご相談ください。診察の上、より専門的な対応が必要と判断した場合には、適切な医療機関や診療科をご案内いたします。
健診で異常が見つかった方へ
健診で異常を指摘されると不安になるものですが、必ずしもすぐに大きな病気に結び付くものではありません。しかしながら、異常の指摘は、体をケアする大切なサインであり、現在は自覚症状がなくても早期に対応することで、将来の大きな病気を防ぐことができます。当院では、検査結果の内容や今後の対策について、お一人おひとりに合わせて分かりやすく説明いたします。「まずは話だけ聞きたい」、「再検査が必要か迷っている」といった段階でも構いません。皆様の健康を第一に考え、丁寧に対応させていただきますので、どうぞお気軽に、検査結果をお持ちの上、当院へご相談ください。
急性期の病気
風邪
風邪は主にウイルスが鼻や喉に感染して起こる病気です。体に入ったウイルスを追い出そうとする防衛反応として鼻水や咳、発熱などの症状が現れます。十分な睡眠と栄養、水分補給を心がけ、安静に過ごすことが大切です。通常は1週間程度で改善しますが、高熱が続いたり呼吸が苦しい場合や、基礎疾患がある方や高齢者の方は重症化する恐れもありますので早めにご相談ください。
インフルエンザ/新型コロナウイルス感染症
インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、どちらもウイルスによる感染症です。発熱や咳、喉の痛みなどの症状が出ます。特に、インフルエンザは急な高熱や関節痛が出やすく、新型コロナウイルス感染症はだるさや味覚の異常を伴うことがあります。どちらについても、迅速抗原検査にて診断いたします。
肺炎
肺炎は細菌やウイルスなどの病原体が肺の奥まで入り込み、炎症を起こす病気です。風邪と似ていますが、激しい咳や色のついた痰、高熱、息苦しさなどが続くのが特徴です。治療は原因に応じた抗菌剤などの使用が中心ですが、安静、水分補給、栄養補給も大切です。基礎疾患がある方や、高齢者の方は重症化する恐れもありますので、早めの受診をご検討ください。
胃腸炎
ウイルスや細菌が胃腸に感染し、炎症が起きる病気です。主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などです。基本は安静にし、下痢や嘔吐で失われた水分と塩分をこまめに補給することがもっとも大切です。通常は数日で回復しますが、水分が摂れずぐったりしていたり、血便が出るなどの症状があるときにはすぐに受診してください。脱水がひどい場合や、水分補給が困難な場合などには、必要に応じて点滴治療を行うこともあります。
慢性期の病気
生活習慣病
生活習慣病は、日々の食事や運動、睡眠、喫煙、飲酒などの積み重ねが原因で発症、進行する病気の総称です。代表的なものに、糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。自覚症状が少ないため、放置すると血管が傷つき、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を引き起こすおそれがあります。薬による治療だけではなく、食事の内容や運動量などの見直しをすることも大切です。
頭痛
頭痛は大きく2つに分けられます。一つ目は、片頭痛や肩こりからくる緊張型頭痛などで、生活習慣の見直しや適切な内服薬で対処します。もうひとつの頭痛については、突然の激しい痛みや、手足のしびれ、高熱を伴う場合などがあり、脳卒中などの重大な病気が隠れている可能性もあり、早急な受診が必要です。痛みが長く続く場合や、痛みの頻度や強さが変わった時も、早めにご相談ください。
貧血
血液中の赤血球が減少し、全身に酸素が行き渡りにくくなる状態のことを指します。動悸症状、息切れ症状、めまいなどの症状が出ることがあります。鉄やビタミンなどが不足している状態も考えられるため、採血などで確認が必要です。
高血圧
高血圧とは、血管の壁に強い圧力が常にかかっている状態で、診察室での血圧が140/90mmHg以上であると高血圧と診断します。自覚症状が乏しく、放置すると血管が傷み、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎臓病などの重大な合併症を引き起こします。
原因は、塩分の摂りすぎ、肥満や運動不足であることが多いのですが、ホルモンの分泌などが関係する二次性高血圧や、原因不明であることもあります。当院では患者さまの病態に応じて、適切な検査や治療の提案をさせていただきます。まずは家庭で血圧を測る習慣を持つことから始めましょう。
糖尿病
糖尿病とは、血液中の糖分(血糖)を細胞に取り込むインスリンが不足したり、効きにくくなったりして、血糖値が高いままになってしまう病気です。高血糖が続くと、血管が傷ついて失明、腎不全、手足のしびれといった3大合併症や脳卒中、心筋梗塞のリスクが高まります。食事療法、運動療法、薬物療法が治療の3本柱となります。適切な管理で合併症を防ぎ、健康な人と変わらない生活を送ることが目標です。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値から外れた状態です。自覚症状はありませんが、放置すると血管が硬く狭くなる動脈硬化が進みます。その結果、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気を招く恐れがあります。主な原因は食べ過ぎ、脂質の摂りすぎ、運動不足です。食生活の見直し(動物性脂肪を控えて食物繊維を摂る)や、毎日少しずつの有酸素運動が効果的です。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、お腹周りの脂肪(内臓脂肪)の蓄積に加え、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上を併せ持った状態です。一つひとつは軽症でも、重なると血管への負担が急増し、動脈硬化が加速します。その結果、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる病気のリスクが跳ね上がります。まずは、腹囲を減らす(内臓脂肪を減らす)ことが最大の目標です。食事療法、運動療法、生活改善(禁煙、節酒、十分な睡眠など)が基本の治療で、数値が不十分であれば、高血圧や脂質異常などを抑える薬を検討します。
慢性腎臓病
腎臓の病気は、自覚症状がないので、気づかないうちに少しずつ進行していくことがあります。健診などで腎機能の異常や、尿検査で異常を指摘された場合には、早めにご相談ください。